USBメモリの故障と寿命

USBメモリにはフラッシュメモリと言われるメモリが

使われています。

フラッシュメモリには書き込み上限回数があり

フラッシュメモリの同じメモリセル上限回数以上

書き込みを行うと書き込みだけでなく

読み込みにも問題が生じます。


また、USBメモリの故障は、

論理障害(ソフト的なエラー)の場合、

復旧できる可能性はありますが、

物理障害の場合、

フラッシュメモリ本体が故障していると

復旧することはできません。

最近は、フラッシュメモリも値下がりしているので

新しいUSBメモリに買い換えることをおすすめします。


ちなみに、フラッシュメモリ(NAND型)にはタイプが2つあります。

簡単に説明します。

SLC

値段が高い、読み書きが早い、容量が少ない。

書き込み上限回数は10万回。



MLC

値段が安い、読み書き遅め、大容量。

書き込み上限回数は1万回。


とこんな感じです。

USBメモリやSDなどの安い製品は殆ど

MLCでしょう。

MLCは書き込み上限回数が1万回しかないので

使用頻度にもよりますが時々買い換えた方が良いでしょう。

フラッシュメモリが寿命を迎えると巡回冗長検査エラーが発生したり、

ファイルが壊れることがあるのでこうなったらエラーが発生している

ファイルは救えません。

他のファイルに影響を及ぼす前にバックアップを行ってください。


ちなみに、最近普及が進んでいる

SSD(ソリッド ステート ドライブ)では、

同じメモリセルに書き込んで一部だけ寿命を迎えないように、

書き込みを他のメモリセルへ分散して行うコントローラを

搭載した製品もあります。